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こころの音44

先日、
映画『君が世界を変えていく』の、
話しをしました。

この短編(たんぺん)映画は、
池田先生(創価学会インターナショナル会長)のエッセイ、
『君が世界を変えていく』を、
映画の中で、抜粋(ばっすい)して、
朗読(ろうどく)しているんだけれど、
最後のところで、
すごく、感動してしまったので、
今日は、その部分を、
そのまま、のせたいと思います。


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私は思う。

人は、生まれたとき、

トルコ人として生まれたのではない。

アメリカ人として生まれたのではない。

パレスチナ人として生まれたのでも、

ユダヤ人として生まれたのでもない。

それらの名は、小さな「符丁(ふちょう)」にすぎない。
(符丁とは、商人が、商品につけて値段を示す印や符号)


生まれたときは、だれもが、

ひとつの「いのち」として生まれた。

ひとりの「人間」として生まれた。

お母さんは、「日本人を産(う)もう」とか

「アラブ人を産もう」と思って、

産んだのではなかった。

ただ、「すこやかな、いのちたれ」

と願っただけのはずだ。


青きボスポラス海峡(かいきょう)の上を、

高く遠く飛んでいる雲は、風は、

地上の人類を見下(みお)ろしながら、

こんな、ささやきを、かわしているかもしれない。


――― 気づいてください。

この高い空から見れば、

世界は、ひとつ。

だれもが「地球の民(たみ)」。

「アメリカ人」なんて、いないことを。

「イラク人」なんて、いないことを。

いるのは、たまたまアメリカに住んでいる、

ボブという少年の「いのち」。

たまたまイラクに住んでいるムハンマという

少年の「いのち」。


同じ「地球の子」


それが、国の名前で分けられて、

憎(にく)み合えと教えられる!


気づいてください。


その愚(おろ)かさを。その傲慢(ごうまん)を。

この憎しみを次の世代(せだい)に引き継(つ)ぐことの、

「むごさ」を ――― と。


今、必要な「地球人意識(いしき)」。

それは、遠いどこかにあるのではない。

コンピューターの画面の中にあるのでもない。

人間として人間のために

『胸(むね)を痛(いた)める心』の中にあるのだと。


「あなたが苦しんでいるかぎり、私も苦しむ。
 
 あなたが、だれであろうと!

 あなたの悩みが何であろうと!」


と。


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