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こころの音76

ぼくの会社は、
ビルの11階にあるので、
エレベーターを待(ま)っている時間と
エレベーターの中で、
聖教(せいきょう)新聞を、読みます。

何を読むかというと、
聖教新聞の一面の下に、毎日のっている、
「名字の言(みょうじのげん)」
というコラムを読みます。

だいたい、11階に着くまでには、
読めちゃうし、
すごく良いことが書いてあるので、
いつも、励(はげ)まされ、
勉強にもなっています。


そんな「名字の言」に、
以前、こんな話しが、のっていました。


それは、
かなり前に載(の)った記事ですが、
創価(そうか)小学校の入学試験の日、
入学試験にのぞんだ、
ある子供の話しでした。


その子は、正直(しょうじき)、
あまり、勉強していなかったので、
合格するとは、思っていなかった。

けれど、その子は、
その入学試験が開始になる前に、
一生懸命(いっしょうけんめい)、
勉強している子供を、
みつけた・・!


「ぼくは、ダメかも、しれないけど、
この子なら!」


と、
その子は、自分の思いを託(たく)し、
勉強している子供に、
消しゴムを、あげた。


「いっしょに、がんばろう!」


と。


消しゴムを、もらった子供は、
みごと、合格した。

入学式、
消しゴムを、もらった子供は、
消しゴムを、くれた子供を
探(さが)したけれど、
その子は、いなかった。


そして、あの子の分まで、
がんばろう!


と、思った。


そして、その子は、
創価中学、高校と、進学し、
そのたびに、もしかしたら、

消しゴムを、くれた子供が、いないだろうか?

と、みんなに話した。


けれど、その子は、いなかった。


けれど、
消しゴムを、あげた子供は、
そのことを、
ずっと、おぼえていた。

聖教新聞などに、
創価学園の子供たちが、のったりすると、

「あー!この子だ」

と、見つけて、
いつも、励(はげ)みにしていた。


12年の歳月(さいげつ)が過ぎ、
消しゴムを、あげた子供は、
創価大学に、合格した。

消しゴムを、もらった子供も、
創価大学に、入学した。


そして、二人は、
大学で、
感激(かんげき)の再会を、はたした。


消しゴムを、もらった子供は、
いつか、この「消しゴム」を見せよう!と、
ずっと、ずっと、
小学校の入学試験で、もらった消しゴムを、
大切に持っていた。


そして、その消しゴムを、
あげた子に、見せることができた。


ペンギンの形をした、消しゴムだった。


そのあと、名字の言では、
こう、書いてあった。

『とかく、敗者には冷たい世の中。
その中にあって、
不合格者に、
励(はげ)ましの手紙を送ることが、
伝統(でんとう)になっている創価学園。

創立者・池田名誉会長も、

「学園を目指(めざ)そうとした人は
皆(みな)、学園生です」

と、
あたたかく見守り続けている。』

と・・。


最後のくだりは、
創立者が、どういう人間か?
すごく、よくわかる、
エピソードだと、思う。


・・・・・・・・・・・・・こころ(音がないから、音を探して)・・・・・・・・・・・・・

以前、
創価大学の同窓(どうそう)の集(つど)いに
参加した人の話しを、
聞いた。

何十年ぶりに集まった、
創価大学の同窓の方々を前に、
創立者である、
池田創価学会インターナショナル会長が、
話しを、してくれたそうだ。

まるで、一人一人と、
対話するような話しだったそうです。

「もう少し、話してもいいか?
もう少し、大丈夫か?」

と、同窓生たちに、聞き、
そのたびに、
「ハイ」という元気のいい、
返事が、返ってきた。


池田先生が、

「もう、終わったほうが、いいか?」

と、聞いたら、
思わず、一人の卒業生が、

「ハイ!」

と、返事をした。

池田先生は、こう、きりかえした。

「財布(さいふ)には、いくら、はいってるんだい?」

その卒業生は、
それほど、大学から遠くないので、
必要なかったせいで、

「三千円です!」

と、答えた。

池田先生は、大の大人が、
三千円では、かわいそうだと思ったのだろうか?

「ちょっと、壇上(だんじょう)に来なさい!」

と、その卒業生を呼ぶ。

その卒業生は、壇上で、
池田先生に、財布の中身(なかみ)を見せた。


二千五百円しか、なかった。


池田先生は、

「私が、二千円もらうから、
そのかわり、二万円を、
お小遣(こずか)いとして、あげよう!」

と、言い、
池田先生も、手持ちはなかったけれど、
関係者から二万円を借(か)り、
二千円を、
その二万円に、
変えた。


失敗も、プラスに変えて、
逆(ぎゃく)に、
思い出と励(はげ)ましに変えてしまう、
こころのマジックのような
話しだと思った・・。


それは、親が、子供を思うような、
垣根(かきね)をもたない、
人間らしいシーンでもあると、
思った・・。


また、それが正直な、
池田先生の気持ちだと思う。


そこには、権威(けんい)も、
変な規律(きりつ)もない。

人間が、人間を思う、
あたたかい真心(まごころ)が、
あるだけだ。


人間が、人間として、
一人の人間を、励(はげ)まし、
思いやる。


人を思いやる、
真心の連鎖(れんさ)が、
創価学会なのかもしれないと、
思った・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・こころ(音がないから、音を探して)・・・・・・・・・・・・・

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